【すずかんゼミ2026】高校生と一緒に、探究の場をつくる。志立さんと考える「はぎたん」


みなさん、こんにちは!すずかんゼミの平田です。


すずかんゼミでは、ゼミ生がそれぞれの関心から立ち上げたプロジェクトに、複数のゼミ生が関わりながら活動しています。この記事では、そうした「ゼミ生プロジェクト」の一つを紹介します。


今回紹介するのは、山口県萩市を舞台にした萩探究部、通称「はぎたん」。学校の授業を越えて探究に取り組みたい高校生が集まり、すずかんゼミ生とともに活動しています。


今回話を聞いたのは、大学1年生の春から4年間、はぎたんに関わってきた志立藍さん。普段どのような活動をしているのか、学生が教育プログラムをつくる面白さ、そして、はぎたんとすずかんゼミがどのようにつながっているのかを聞きました。


今回話を聞いたすずかんゼミ生


志立藍

早稲田大学商学部在学中。大学1年生の春から萩探究部「はぎたん」に参加し、現在4年目。教育系ベンチャーでのインターンやイベント運営などの活動を進める。大学に進学してからは、すずかんゼミで学びを深めながら、フリーランスとして企業・学校・行政と連携した複数の探究学習に関わる複数のプロジェクトを行っている。


学校を越えて高校生が集まる「はぎたん」

平田:まず、はぎたんでは普段どのような活動をしているのか、教えてもらってもいいですか?


志立:はぎたんは、山口県萩市を舞台にした探究プログラムです。萩市内にある3つの高校から、学校の授業で取り組む探究学習をさらに深めたい、もっと時間を使って探究したいという高校生が集まっています。


すずかんゼミからも、毎月数名の大学生が萩市を訪れています。私たちがこれまで探究に取り組んできた経験の中から、「探究にはこういうことが必要なのではないか」と考えたエッセンスを授業に詰め込み、高校生に届けています。


鈴木寛先生も主宰として関わっていて、年に1回ほど萩市を訪れ、高校生と交流しています。


平田:高校や学年の枠を越えて、探究を深めたい高校生が集まっているんですね。


志立:そうですね。日頃の生活で感じた小さな疑問から、萩市が抱えている地域課題まで、生徒によって探究しているテーマもさまざまです。それぞれの関心を持ち寄りながら、自分の探究を進めています。


すずかんゼミ生から受け継がれてきたプロジェクト

平田:そもそも、はぎたんはどのように始まったのでしょうか?


志立:はぎたんが生まれたのは、今から6年ほど前です。当時のすずかんゼミ生であった田島颯さん(すずかんゼミ2020年卒業)が鈴木寛先生と一緒に萩市を訪れ、現地の方々と関わる中でプロジェクトが立ち上がりました。


初代代表を務めたのもすずかんゼミ生です。その後も、代々すずかんゼミ生が代表を務めながら、活動が受け継がれてきました。


平田:志立さん自身は、どれくらいはぎたんに関わっているんですか?


志立:大学1年生の春から参加しているので、今が4年目です。


平田:かなり長く関わっていますね。


志立:そうですね。大学に入ってから現在まで、継続して関わってきた活動の一つです。


大学のサークルや学生団体と比べたとき、はぎたんならではの独自性とは?

平田:大学のサークルや学生団体と比べたとき、はぎたんならではだと思うところはありますか?


志立:教育プログラムをつくる上で、学生が大きな裁量を持っているところだと思います。


はぎたんでは、どのような授業をつくるのか、どのように高校生と関わるのかといったところまで、自分たちで考えながら取り組んでいます。予算があり、地域と連携して行う教育プログラムでありながら、学生自治で運営していることは、大きな特徴だと思います。


ただ決められた授業を実施するのではなく、「高校生に何を持ち帰ってもらいたいのか」「どうすれば探究を面白いと感じてもらえるのか」というところから考えられる。そこには難しさもありますが、その分、学ぶことも多いです。


もう一つは、産官学で連携していることです。萩市教育委員会、大学であるすずかんゼミ、そして地域の教育系企業であるmotibaseが、それぞれの持つ知識や経験、地域とのつながりを持ち寄りながら、より良い教育をつくろうとしています。


学生でありながら、その一つの立場として関わり、さまざまな人と一緒にプログラムをつくれることも、はぎたんならではだと思います。


面白いと思う瞬間は?

平田:4年間活動してきた中で、面白かったと感じるのはどんな瞬間ですか?


志立:私にとってはぎたんは、大学に入ってから、すずかんゼミの先輩たちと密に関われた最初の場所でした。


探究学習の授業をつくるときの心構えや、ただ学びを届けるだけではなく、それをどうすれば高校生に面白がってもらえるのか。そうした工夫を、先輩たちと一緒に活動する中で教わりました。


授業の内容だけでなく、場のつくり方や高校生との距離の取り方まで、先輩たちの姿から学ぶことが多くありました。自分自身の成長という意味でも、面白さを感じてきた活動です。


また、はぎたんに参加している高校生は、普段から部活動や生徒会など、さまざまなことを頑張っている人が多いです。


そうした高校生が、萩市の地域課題に向き合ったり、日常の中で感じたちょっとした疑問を探究へと発展させたりしている。その過程をそばで見ながら、一緒に活動内容を考えたり、振り返ったりする時間も楽しいです。


はぎたんとすずかんゼミ

平田:はぎたんは、すずかんゼミ生が多く関わるプロジェクトです。はぎたんとすずかんゼミに違いがあるとしたら、どのようなところだと思いますか?


志立:すずかんゼミには、それぞれ異なるマイプロジェクトを持ったゼミ生が集まっています。活動している分野や目指しているものが必ずしも同じではない人たちが、互いの取り組みについて語り合う場所が、すずかんゼミだと思います。


一方で、はぎたんでは、「高校生にとってより良い学びをつくる」という同じ目標に向かって、ゼミ生同士で話すことが多くなります。生徒のことを考えながら授業をつくり、同じ目的意識を持って一つのプロジェクトを進めていきます。


普段は違うフィールドで活動しているゼミ生と、同じ目標に向かって一緒に考え、形にしていく。その過程から学ぶことは、とても多いです。


平田:毎月、一緒に萩市へ行くことも、関係性に影響していますか?


志立:そう思います。毎月萩市へ行くので、少し大げさに言えば、毎月小さな合宿をしているような感覚があります。


授業を一緒につくるだけでなく、移動したり、ご飯を食べたり、夜まで語り合ったりする時間がある。その中で、お互いの考えていることや、普段取り組んでいることを深く知ることができます。


すずかんゼミに所属するだけでは得られない関わり方ができることも、はぎたんに参加する魅力だと思います。


これからすずかんゼミに入ることを考えている人へ

平田:最後に、これからすずかんゼミに入ることを考えている人へ、伝えたいことはありますか?


志立:すずかんゼミは、分野を問わず、社会に対する思いを持っている人や、何か世の中を変えたいと考えている人が集まる場所だと思っています。


自分のフィールドや専門分野だけで活動していては得られない学びがあります。異なる分野の人と協働したり、自分がまだ知らない立場の人を巻き込んだりする中で、考え方や活動の進め方が広がっていきます。


教育に興味がある人はもちろん、今は教育とは違う分野で活動している人とも、一緒にプロジェクトに取り組んだり、語り合ったりしたいです。ぜひすずかんゼミに来て、一緒に学べたらうれしいです。


お知らせ

すずかんゼミでは、9月に新規生を対象とした説明会を開催します。


・9/6(日)19:00-21:00【オンライン】

・9/9(水)19:00-21:00【オンライン】


すずかん先生からのメッセージや卒・現役ゼミ生の対談、現役ゼミ生による活動紹介など、ゼミの雰囲気や活動内容を実際に感じていただける内容を予定しています。


参加には「説明会参加フォーム」の提出が必要です。ご興味を持っていただけた方は、ぜひ以下のリンクからご応募ください。


https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfFOkccM77KQTYVRXtrfY3G8R72s_Q61q6mEJ3ITz_LbpH4sw/viewform?usp=dialog


皆様のご参加を、ゼミ一同心よりお待ちしております。